TA実践例

TA実践例 01

TA実践例

担当科目について

(1)浮遊生物生態学(TF)
  • 開講時期: 3ターム
  • 対象とする学生: 2~4年次 学部生(50名程度)
  • 授業形態: 講義型
  • 他のTA: なし
  • TAとしての役割: 受講生からの疑問・質問への解説
(2)Plankton Biology(QTA,TF)
  • 開講時期: 3ターム
  • 対象とする学生: ASEAN諸国からの交換留学生(10名程度)
  • 授業形態: 講義,顕微鏡観察の実習,乗船実習
  • 他のTA: なし
  • TAとしての役割: 実習の準備・サポート・片付け,講義の代打
(3)生物海洋学実験実習(QTA,TF)
  • 開講時期: 2セメスター
  • 対象とする学生: 2~4年次 学部生(20~25名)
  • 授業形態: 実験実習
  • 他のTA: 研究室の全メンバー(5~10名,PTAおよびQTA)
  • TAとしての役割: 実習の準備・サポート・片付け,講義の一部を担当

教員側としてTAをおくメリット,TAとして良かったところ

(1)浮遊生物生態学(TF)
  • 2コマ連続の講義の前半で前回の復習をするとともに,受講生らの疑問点をできるだけ減らすことができる
  • 教員の負担が軽くなる
  • 講義をする練習ができる
  • 自身の研究にもつながる専門科目であるため,知識を深めることができる
(2)Plankton Biology(QTA,TF)
  • 実習は教員一人では対応しきれないため,サポートが不可欠
  • 実習の準備を担当教員の指導のもとTAが行うことで教員の負担が減らせる
  • 会議や出張等で講義ができないときに代打としてTAが講義をし,補講を防げる
  • 乗船実習では安全面に十分に配慮する必要があるため,教員以外のTAの目が必要
  • 英語での講義はあまり多くないので,貴重なTA経験となる
  • 専門科目でもあるため,知識をより深めることができる
  • 留学生への対応をするため,英語力の向上や異文化交流が見込める
(3)生物海洋学実験実習(QTA,TF)
  • 5・6班にわかれて,危険な試薬やガラス器具等を用いるため,各班にTAのサポートが不可欠
  • フィールドでの実習の際には安全のため,教員以外のTAの目が必要
  • 実験を行うにあたり,器具の用意・洗浄・片付け,試薬の調整,模擬実験などに多くの時間と労力がかかるため,TAの力を借りる必要がある
  • 実験で使用する手法は研究でも用いることがあり,TA自身にとって良い復習の機会となる
  • 実験の手順・留意点・原理などを受講生に教えることで,指導の練習になる
  • 研究室のメンバー全員で行うことで,結束力が深まったり,コミュニケーション能力が向上したり,TAのリーダーとして取り仕切った学生にはリーダーシップが備わったりする

TAとして活動する中で困ったこと

(1)浮遊生物生態学(TF)
  • 講義をするとなると,わかりやすく,かつ正確に教授する必要があるため,授業準備にとても時間がかかる(1講義につきTFは15時間しか申請できないが,はるかに多くの時間がかかる)
(2)Plankton Biology(QTA,TF)
  • 英語でのコミュニケーションは非常に難しい
(3)生物海洋学実験実習(QTA,TF)
  • 準備や片付けには多くの時間を要するため,現在割り当てられている時間数では到底足りない
  • 10月から新しく研究室に配属される3年生も実験実習の手伝いをするが,彼らはTAとして申告されていないため,TA代は支払われない(TA終了後,打ち上げとして食事に連れていくことで下級生をねぎらっている)

まとめ

  • 現状の制度と運用の仕方では,実際の労働時間とTAとして勤務時間にギャップがあったり,各段階のTAとしての権限を超えるような仕事内容であったりする場合がある
  • 制度としての課題はたくさんあるが,なにより大切なのは,教員と学生(TA)がよく話し合い,納得した上でTAを運用する,ということではないだろうか